PoA☆FiX

忘れたくないもの綴るノート。ちょこちょこ更新…予定。

『B計画』 〜ビー・プラン 彼女の住む宇宙〜

B計画。彼と彼女。
完全な続編だと感じた。

だけどそれだけじゃなくて。
ひとつひとつの話がそれぞれに示唆しているものがあって。
その時の想いとか行動とかは本筋を越えて伝わってくるものがある。

しのぶとゆり、たろうとぼたんが交差して交わされる言葉、そして駐在や森脇の想いに胸がしめつけられる。

あらすじを書くとB彼に触れずにはいられないしとても長くなるので省略。
だからここからは私の偏見で。


村に一人の男がやってきてはじまる物語。

確かに彼らはいて。

彼。しのぶ。そして宇野。彼は精子が少なくて子供が出来ない。

自分の計画の唯一の欠点。
しかしこれだけでなかったのでないか。

太郎。救われない人生。何もない人生。ぼたんへの後悔。彼も計画をつくる、、、少年。

駐在。"忘れたい"過去。太郎を自分に重ねる男。むしろ駐在は「太郎自身」なんじゃないか。

ぼたん。火事まで無視されたきれーな人。三歳。ユリを思い遣る。火事から"現れた"こども。

そして、『宇宙人』。画家。

ぼたんは太郎を先生と言う。狂っていたからだけか?真実が見えているのはどっちだ。太郎は絵が上手い。
虚構の箱を作ったのは誰だ?


森脇のぼたん、太郎、そして、“大人”の駐在への発言。
『“こども”に嫌われるな、俺は』

駐在は太郎で太郎はぼたんで駐在もぼたん。森脇を嫌う“存在”。

太郎が作る宗教サイト。駐在はそれを止めたかった。彼が自分になるから。自分を消したいからか。

世界につながる箱の世界は『彼』が作っていた自作自演の世界ではなかったか。そしてこれこそ現実の世界で。



本題。
彼は計画を立てないと生きていけなかった。彼の過去は太郎の過去で駐在の過去でぼたんの過去で、それは【B彼】の教徒の過去で、自分の中だけのものに出来ない程に。

でも彼女に会えた。魔法の言葉があった。

なのに。
彼女との子供は出来なかった。計画をする彼を彼女は受け入れなかった。

だからついに宇宙人が生まれた。(B彼の時セミナーで見えない宇宙人の席に何気無く座ったのは宇野)二重の世界がここで始まった。


村人は彼の中の住人。


後悔や辛さや滑稽なまでの茶番は彼自身の想い。
その中にいる、しのぶ。それこそが、ホントウの彼。

・【B彼】で彼はセンターに火を付けていた。

・【B彼】のラスト。あれはいつだったの、か。予兆ではなかったか。
彼は彼自身の闇を見つけたけれど、結局彼は彼のままで。
彼女は彼の中に入りたくて堪らなくて、また、出て行きたくて仕方なかった。

そこで生まれたぼたん。ぼたんは彼の「意識」と後悔と彼女への愛。忘れたくて忘れられなくて狂うことにした彼であって彼女であるもの。

彼女。ユリ。
彼が自作自演した彼の世界に彼女だけは、居た。彼女はずっと彼の前に居た。
『いっそのことあたしをあなたの中に入れてください。』でもあたしはあなたの一部じゃなかったから寂しかった。
だから、『インターネットの寂しい宇宙人に会いに行った』んです。

自分の中の後悔。自分の内の汚れたいやしい思い。でも彼が好きで、いっそのこと「彼の中に入ってしまいたかった」

"彼の狂気の世界に自分も入ったんです。"

【B彼】ではとうとう会えなかったのでないか?
火事で自分もまた、"見ない"ようにした。だけど再びホントウの彼は"現れて"くれた。「記憶」をなくして。村人しかいなくなった彼の頭からまた現れてくれた。

いっそこの世界で目の綺麗な彼と生きていたかった。偽りで狂った世界で自分も彼を愛したかった。

でも彼女は現実世界で彼と出会った時のセリフが忘れられなかった。計画が彼女を苦しめてもホントウの彼を愛したかった。
だから、掘らせた。彼がなくしたもの全部。迷いながら。全部を失ってしまう不安と覚えているだろう期待に迷いながら。

迷いの方が強かったとき。だけどぼたんが現れた。自分がいない方が彼女が幸せだ。彼女を愛してるぼたん=『彼』が、居た。

そして、森脇。
彼は医者か?
彼らを救いたい医者。茶番の中に飛び込みながら、真実を探す医者。
結局最後は諦めたのか?それはわからないけど。

でも、『彼』は言う。隣に居たんだって。

太郎に降り注ぐ雪。すべてが回り始める。無視をして救いたくてどうしようもない気持ちが溢れて、消えた。

ぼたんがいたこと、太郎がいたこと、駐在がいたことには全て意味がある。
ぼたんは苦しんで消えたとは思わない。太郎も駐在も全てに意味があった。

ラストシーン。
彼女には見える雪。ぼたん。
彼女が望むものはほんの小さなこと。あいまいだけど確かなかけがえのないもの。

あれは可能性のひとつなのだと思う。あの時点で「ぼたん」がいることは不幸の予兆にも感じる。

だけど。
見ていれば、聞いていれば、その"ぼたん"雪を憶えていればいくつの未来にも繋がる「可能性」。

だって、どうなったとしても何があったとしても、彼は彼女を見つけるのだから。


幸せはどのようにでも繋がっていくから。
  1. 2007/06/22(金) 00:11:07|
  2. 芝居
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『B計画』 〜ビー・プラン 彼の住む星〜

観劇感想(追加予定)

彼の中の物語。だと私は思った。

生み出してしまった宇宙人は果たして「彼女」のものなのか。それとも、、、?

B彼はニ重の物語だと思う。

「彼ら」は確かに“居た”。 
現実に通じる現状。弱くて儚くて脆くて現実から目をそらして偽りの優しさで自分を守って酔うしか出来ない彼ら。決して救われたわけじゃないことが悲しかった。最低も与えられないで、ただ生きてく彼ら。

でもあんなにあったかいのは彼らが生きてるからだ。
ただの悲惨な話じゃない。切ないけど必死に生きる彼らが確かに居た。

そして、彼と彼女の物語。
彼の「中」の住人。宇宙人のおかしな行動は誰のものだったか。過去を思い出させるような描写。ちらつく狂気は誰のか。
『宇宙人の席』に座る彼。

だけど、彼女はいて。

わたしはあなたの中に入りたいから。
だけど一部じゃないから寂しかった。
だからインターネットの寂しい宇宙人に会った。

やっぱり彼女は彼の中に入っていったのだと思うのだ。どうしても。
宇宙人は誰だったのか。彼女の目には何が見えていたのか。

「彼女」で明らかになること。画家。でもそれは。

茶番か?違う。絶対違う。

『宇宙人の席』に座る彼。彼女が見えたら良い。

彼と彼女と、医者。
大切なことがあればいい とすごく思った。
  1. 2007/02/27(火) 21:26:58|
  2. 芝居
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村上ROCK PRESENTS 「ワンマンショウ」

村上ROCKさんとハヤトさん見たさに行ってきましたが、すごーく良かった。

この舞台は☆・★の2チームに分かれており、それぞれ1人ずつ演出・脚本の方がいて1:1に分かれた役者さんがそれぞれのチームの演出のもと一人芝居をする訳なのです。

私が観たのは☆チーム。
脚本は宇田真実さん。出演したのは村上ROCKさん・石垣マッコイさん・伊藤若菜さん・鶴岡浩明さん・高橋逸人さん。

ほとんどの役者さんが初めてみる役者さんで全然雰囲気もわからぬまま会場。
コーラやお酒を飲むのもOKという不思議な客席でしたが、マナーは良く気になりませんでした。アリなんだね、これは。面白いー。

感想は続きに↓↓

[村上ROCK PRESENTS 「ワンマンショウ」]の続きを読む
  1. 2006/06/14(水) 00:46:42|
  2. 芝居
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このままじゃ

まとめて載っけてみる。昔のです。
  1. 2006/06/10(土) 23:09:21|
  2. 芝居
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ノーマルコメディ〜幸せになれる笑い方〜

ハムプロ04観劇しました。 [ノーマルコメディ〜幸せになれる笑い方〜]の続きを読む
  1. 2006/06/10(土) 23:05:18|
  2. 芝居
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歩亜です。目が離れた人、気になります。最近SKGさんが気になります。岩尾さんも気になります。ハヤトさんも気になります。村上ROCKさんも気になります。ラーメンズも気になります。あと…とにかく気になります。

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